施設整備事業に対するご支援・ご協力のお願い
障害のある仲間とともに 夢をカタチに
ハスの実の家が法人認可を取得し、あわら市(旧坂井郡芦原町)に移転して34年目をむかえました。無認可時代と合わせて57年の歩み。ここまで支えてくださった後援会や地域の皆様、関係者の皆様に深く感謝申し上げます。私たちは定員30人の入所更生施設1ヶ所の法人認可を足がかりに様々な事業を展開してきました。障害のある仲間たちの「もっと仕事がしたい」「自分の家のように暮らしたい」「もっといのちを輝かせたい」という「ねがい」を形(事業)にしてきた歩みです。しかしながら1990年代後半からの制度改革の流れの中で福祉にも「効率」や「成果主義」の考え方が導入されるようになったことで、障害の重い人たちや高齢知的障害の人たちの支援を充実しようとすると大きな矛盾が生じ、事業によっては継続が困難になってきています。そのような中、第2期中期将来計画(創立45周年)を10年がかりで推進し、まちなかバリアフリーホームや地域生活支援センターの開設を進めてきました。
さらにここ数年各事業の再編を進めており、今回の「グループホーム大規模修繕等事業」および「保健・文化交流センター整備事業」は今後の法人の要ともなる事業です。「グループホーム大規模修繕等事業」では行動障害のある人や高齢者、重度重複障害のある人たちが暮らしやすい居住空間を拡充、定員の拡大やショートステイ定員の拡充、特殊浴槽の整備、在宅障害者の緊急避難スペースの整備によるあわら市福祉避難所としての機能強化をおこないました。また「保健・文化交流センター整備事業」ではアーカイブ室を備えた法人本部をはじめ、障害の程度、支援する、される関係をひとまわり超えた、「地域交流・仲間たちの表現する」を真正面に据え挑戦する新しいゾーンとして整備をおこないました。
これらの整備事業の総工費に対して国・県補助金・民間助成金を頂戴いたしましたが、それでも3億円の借入金が必要となり、自己資金の一部として3,000万円を目指して寄付金募集及び募金箱の設置をお願いしております。つきましては上記の趣旨をご理解いただきこれまでに増して絶大なるご支援・ご協力を賜りますことを心よりお願い申し上げます。